ビジネスをするうえでホームぺージを欠かせないと考える方も多いのではないでしょうか。
新たに起業した時や事業の転換点にも、まずはホームぺージを作ろう/リニューアルをしようとする経営者は少なくありませんが、しかしながら、ホームページを制作した多くの企業やフリーランスが「集客に繋がらなかった」と、ホームぺージ制作を失敗だったと感じているのが実情です。
この記事では、ホームページ制作の失敗事例に共通する5つの特徴とその原因・対策、そして失敗を避けるためにホームページ制作会社選びで重要なポイントについて解説します。
ホームページ制作で多い失敗5選とその原因・対策
運用できていない
ホームページが完成した後、「手が回らない」「管理画面の操作が分からない」「何をすればいいか分からない」等の理由から運用を怠るケースがあります。
更新されないコンテンツや古い情報が掲載されたままのサイトでは訪問者に不信感を抱かせることになってしまい、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンからのサイト評価・ランキングも低下します。
対策
あらかじめホームページの運用計画・目標を立て、定期的にコンテンツを更新し、最新情報を提供することが重要です。
また、制作後の運用サポートや管理画面の操作のレクチャーなどといった、アフターフォローの体制が整っているかを、制作会社に事前に確認しておくと良いでしょう。
サイトの品質に問題がある
制作会社を選ぶ際に、価格の安さや納期の早さだけに魅かれて適切な選択を怠ることがあります。制作会社を選びに重点を置かなかった結果、「サイト上の表示やリンク設定に問題がある」「サイトの表示速度が極端に遅い」等といった、サイトの品質や機能に問題が生じてしまうケースもあります。
対策
ホームページ制作会社を選ぶ際には、価格だけでなく実績や評判、提供サービスを総合的に評価しましょう。その他にも「自社の目的を達成するための制作提案をしてくれているか」等、安心できる・信頼性がある制作会社を選ぶことが成功の鍵です。
制作会社に丸投げしてしまっている
ホームぺージ制作の失敗の要因は必ずしも制作会社にあるとは限りません。
ホームページの制作を完全に制作会社に丸投げし、サイトの設計相談を行わなかったり、自社での運用・更新を行わないケースもあります。これにより、自社の強みやブランディング、企業が持つビジョン・価値観などが反映されない、特徴のないサイトができあがってしまいます。
対策
制作会社と連携し、サイトの設計から運用・更新に積極的に参加し、自社のビジョンや目標を伝えることで、自社らしさを表現できるホームページを実現しましょう。
制作会社側にマーケティングの知見や戦略があると尚良いですが、依頼側にできることとして「業界・競合のホームぺージやWeb展開を調べておく」といった行動も、制作会社との連携にあたって効果的です。
デザインにだけこだわっている
ホームぺージのビジュアル・デザインにこだわりすぎて、アクセスしたユーザーの導線や、掲載するコンテンツの質を軽視してしまうケースがあります。ただおしゃれなだけのデザインでは、ユーザーが求めている情報を提供することはできず、ホームぺージの本来の目的を達成することは難しいでしょう。
対策
デザインは確かに重要ですが、ユーザーにやさしいぺージ構成や情報設計に注力しましょう。確かに、情報が羅列されているだけのホームページでは味気ないですので、「デザイン性」と「情報発信」のバランスが取れたサイト設計が成功の鍵です。
自己流で制作・運用している
近年では、デザイン・コーディングの専門知識やスキルがなくても簡単にホームページを作れるサービスやツールが増えてきました。その一方で、専門知識が不足しているため、セキュリティ面やSEO対策・アクセス解析などの設定が不十分となっているケースも多く存在します。
また、ある程度の運用・情報発信を個人的に行えていても、自己流で運用していることで効果的な運用・改善ができていないケースもあります。
対策
運用方法や改善箇所、セキュリティなどの設定を、専門家に一度見てもらうことも検討してみましょう。
この時、必ずしも専門家にすべてを代行してもらう必要はありません。自身である程度の運用ができていた方であれば意欲もかなり高いかと思いますので、「専門家に教わりながら自身での運用を続ける」という選択肢も、自社内に正しいノウハウが蓄積されていくためオススメです。
失敗しないためにホームページ制作会社選びで重要視したいポイント
マーケティングのノウハウがある/社内にマーケターが在籍している
マーケティング戦略と連動したサイト制作が重要です。制作会社がマーケティングに精通しているか、または社内にマーケターが在籍しているか確認してみましょう。
SEO対策の知識や実績がある
検索エンジンからのアクセスを増やすために、SEO対策は欠かせません。制作会社がSEO対策のノウハウを持っているか確認し、過去の実績などもチェックしてみましょう。
サイト修正・運用のサービスが用意されている
ホームページを運用していくには、「定期的なサイト修正」「サーバーやデータバックアップなどの保守管理」「目的に対する振り返り」を継続的に行う必要があります。制作会社がこれらのサービスを提供しているかを確認し、長期的なパートナーシップを構築できる相手であるかを考えましょう。
相談時にしっかりとヒアリングしてくれる
ほとんどの方がWebやホームページに関する知識がない状態で制作の依頼をすることになります。そのため、制作会社が要件をしっかりとヒアリングし、ニーズに合わせた提案をしてくれることが重要です。
デザイン性だけでなく、ユーザーの動きを想定したコンテンツ・情報設計を提案してくれる
ユーザーが実際にホームページ上で閲覧する導線やページの移り変わり(=ユーザーエクスペリエンス)を考慮した、コンテンツ設計や情報設計が非常に重要です。制作会社がこの点を考慮した提案をしてくれているか確認してみましょう。
ホームページ制作の失敗事例と対策まとめ
いかがでしたか?
ここまではホームページ制作でよくある5つの失敗事例と重要なポイントを見てきましたが、制作会社に依頼する時にはぜひ下記のチェックリストもご活用ください。
- サイトを制作・リニューアルする『目的』がはっきりしているか
- 検討している制作会社の実績やサポート体制は充分か
- 自社でも相談内容やホームぺージ制作へのリクエストをまとめているか
- ただおしゃれなだけのデザインでの提案をもらっていないか
- 自己流での制作・運用でサイトに問題を抱えていないか
- 制作会社にマーケティングのノウハウがあるか
- 制作会社にSEO対策のノウハウがあるか
- 制作会社は納品後のサイト修正や運用のアフターフォローをしてくれそうか
- 相談時にしっかりとヒアリングしてくれる制作会社か
- 制作会社はユーザーの動きを想定したサイトの提案をしてくれているか
また、今回ご紹介した事例はほんの一部です。初めてホームぺージ制作を検討されている方や、過去にホームページを作ってもらったものの運用できなかったので今度こそは、という方はぜひFrontfieldにご相談ください。
Frontfieldでは『“集客できるホームぺージ”を、ともに育てる。』をコンセプトとして、「マーケティング戦略に基づいたサポート」と「デザイン性・情報発信を両立させたサイト制作」によるホームぺージ制作&運用サポートサービスを提供しています。
「ホームページを持ちたい!」と思った方へ、まずはFrontfieldに相談する中で『ホームページを持つ目的は何なのか?』から明確にし、目標設定・達成までのロードマップをともに描いてみませんか?